パワハラ上司の実態と職場の特徴について

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パワハラ上司の実態

知人の職場での現実に起きているパワハラ上司の話です。

営業系の会社なので、当然目標(ノルマと表現する方が正しい)が達成しない場合、部下に向かって暴言を吐くというパターン。

このパワハラ上司が暴言を吐くという心理は、営業成績が悪いと「自分の評価が下がるから」というものにしか過ぎません。ですから、好成績の時は気味が悪いくらい穏やかで、かつ優しくなります。それは当然ですよね、気分の良い状況だからです。

しかし、知人の職場のパワハラ上司はとんでもない奴でして、自分に逆らう部下を会議室に連れ込み、殴る殴る!同僚が止めに入ってようやく収まりますが・・・殴られた部下は泣き寝入りです。

それは、人事部や上級管理職に報告なんかすれば、さらに報復されるのが怖いためです。話を聞いてたいへん憤りを感じました!その他に、営業成績が悪い部下には「辞めてしまえ!」「○んでしまえ!」とか、それはもう酷いという表現では収まらない状況とのこと。

しかしですね、

こうしたパワハラ上司の支店と言うのは、好成績を継続しているため、社長・役員のたいへんお気に入りとなっており、しかもそのパワハラ上司はこうした役員クラスに取り入る術に長けているので、同じ職位の支店長も実際の知り得た状況を役員あたりに報告なんかしようなら、「それは違うだろう!」とか信じてもらえず、これもまた改善につながらず不発に終わり、最悪のケースは報告した支店長が悪者になってしまうという社内風土だそうです。

昨今、内部告発で企業が社会的制裁を受けることは珍しくありませんが、まだまだ告発者に対する保護といった要素が今一歩整備されておらず、泣き寝入りしてしまうケースが多いような気がします。

最近、ブラック企業として注目を浴びた企業に勤務していた女性が自ら命を・・・という事件の裁判に関するニュースがありましたが、遺族にとっては損害賠償金よりも本人が生き返って欲しいというのが本音だと思います。大事な子供の命をお金なんかに代えることなどできないです!

こうした社員を不幸にする企業風土に対して、外部の力でも入らない限り、そして内部告発者を十二分に保護出来る環境になければ、知人のようなパワハラ上司のいる職場には、明るい未来が訪れないと考えます。

知人の勤務している会社では、前述のような自分で命を・・・というケースが年間数人出ているとか?

営業会社でありますから、こうした報道が世間一般に明らかになった場合、決して大きくない企業だけに、この大事件が収益に対して大打撃を与えかねないため、情報規制が入るのでしょうね。こうして悪の企業努力が事実を隠ぺいしてしまうことになっていくのです。

日本人の特徴として礼儀を重んじる、他人に配慮するなどいった要素は、私自身も日本人として誇りに思うことですが、その一方で、

  • 都合の悪いことは隠す
  • 怒られないように事実を伝えない
  • 自分の責任を回避する
  • 他人のせいにする
  • 上司にとって悪い案件はルール無視で自分たちで解決する

といった傾向もあるような気がします。さらに困ったことに、社内的地位が高い人ほどこのような傾向にあるのではないでしょうか。

人間ですからいろんな思考や思想があってもいいですが、他人の心を傷つけたり、あるいは人格を損なうような言動、そして身体的に苦痛を与える行動は、人として最低だと思います。

しかし、こうした職場の特徴はというと・・・

パワハラ上司がいる職場の特徴

このようなパワハラ上司がいる職場の特徴は、「事実を伝えない」という傾向にあります。なぜなら、

事実を伝えた場合は、伝えた本人が今と同じ立場を維持できるかどうかわかりませんし、管理職の場合は降格だったり、一般職の場合であっても賃金が減ってしまうような人事異動の可能性があったりすることをまず第一に考えるはず。

つまり、伝えようとしない一番の理由はパワハラ上司、あるいは事実関係を掴もうとせずに一方的な判断による経営人者からの「報復行為」が何よりも怖いという心理になるということがわかりました。

このような心理が職場全体を汚染してしまうと、

  • 見ざる
  • 聞かざる
  • 言わざる

という風土が定着し、パワハラ上司に怒られないための「無理な仕事」をするということになってしまいます。

無理な仕事と言うのは、時間外勤務をしても残業を申請しない、お客様の都合よりも自分たちの営業の都合を優先する、パワハラ上司が激怒する案件があった場合は自分たちで何とか処理して報告をしないなどが当たり前の感覚に陥ってしまい、人として、さらに社会人としての良識・常識からかい離し、かい離していることすら本人もわからなくなってしまうと思います。

一時期、メンタルヘルスマネジメント試験を企業が率先して社員に受験させるということが急増しましたが、そのメンタル不全に陥ってしまうメカニズムを知っている社員が増えても、こうしたパワハラ上司がおり、好成績を収めることでパワハラの実態が隠れてしまうことになっては、せっかく費用を投下してメンタル不全者の発生防止に努めても、不幸な社員を生みだし続けててしまうのです。

メンタル不全者を多数生みだす企業は、企業自体病んでいると言っても過言ではありません。来年でしょうか、従業員が50名在籍している企業では、年1回はメンタルヘルスチェックの実施を義務づける法律が施行されるとか?

私はその法律が施行されることは歓迎ではありますが、メンタル不全者を出さないような社内対策も同時に行わないと、メンタル不全者を生み出す土壌は一向に変わらないと思います。

例えば、メンタルヘルスチェックの結果について、個人が特定されない範囲で行政側へデータ提出を義務付けるとか、あるいは外部専門機関による企業風土チェック制度を必須にするとかそのような仕組みを新設するとか、メンタル不全者を出す企業に対して、外部の力で企業に圧力をかけないとなかなか風土改善に結びつかないような気がしてならないのです。

経営者にとって一番の恐怖は、「お客様離れ」です。メンタル不全者の発生=お客様離れという構図にならなければ、経営者も本腰を入れて対策に乗り出さないと思います。

もし、社内にメンタル不全者に対する専門部署があり、それでもメンタル不全者の発生が増加しているようだったら、その専門部署の社内的地位を上げるとか、メンタル不全者を発生させた上司について何らかのペナルティを与えるとか、こういった対策も同時に行わないと専門部署の意義が薄れてしまいます。

経営者は、確かに広い守備範囲の上、しかも法律や様々な制約を受ける中、日々企業運営に携わっている立場だと認識していてはいますが、現場の「事実」・「実態」に関する「正確な情報」が、あなたがた経営者に届いていると思ったら、それは”大間違いである”ことにいい加減気づいて欲しいと感じています。

基本的に社員は、信用出来ない人間、評価や人事を判断する人間、そして経営者に向かって本音なんか言える人はまずいません!

もし、言える人がいるのならその人数はごく僅かであるし、その僅かな人は「守るものなど何もない」といった捨て身の人ですから、このような人に対して守るもの(社内的立場・栄誉・ステータス・プライドなど)がある人は、勝ち目がないことも知っておくべきことだと思います。

日本人は我慢という言葉に象徴された民族だと思っていますが、一旦怒らせたらとことん勝つまで徹底して追求する民族であるとも思っています。「守るものなど何もない」人と戦う・・・はじめから負け戦です。

最後に・・・

彼ら・彼女たちが将来的にリスクを負わないような対策・方法があればいいのですが、私に今、名案が浮かばないのがとても残念に思えて仕方ありません。そして、知人の職場の方々に不幸な社員が出ないことを祈るばかりです。

後日、知人の会社に変化がありましたら、別の記事でご紹介したいと思います。

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