部下との接し方

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部下との接し方

部下との接し方に困ること、そんな場面は管理職をなさっている方なら、少なからずご経験がおありだと思います。

私が経験した困る場面は、

  • 挨拶はするがいつも誰に対してもフレンドリーなものではない
  • いくら丁寧な指導・紙を使って具体的に説明してもなかなか成長しない
  • 自分に自信があり、それが他人との軋轢の原因を作っていることを問題としない
  • 気分で人と接する
  • 上下関係お構いなしに自分の意見を強く主張する
  • 気に入らないことがあればすぐに大声を張り上げ意見を通そうとする

結論からすると、このような方々は相当痛い目に遭わないと、自分を変えようとはしないと感じます。

かといって、自分の裁量でその部下を異動させることは到底できないので、自分が部下との接し方を変え、コミュニケーションを積極的に取るようにするしかないと思っています。

しかし、その場合は「部下の価値観を変える」という意識は、捨てることが大事です。

何故なら、そんなことを目標にしたら自分が参ってしまうからです。管理職の仕事は、部下に仕事をさせ、ミッションを完遂させることであり、部下の価値観を変える事は優先順位としてはミッション完遂よりも低いからです。

では、どうするのか?自分自身の苦手意識やプライドを捨て、同じ目線でコミュニケーションを図り、時には本音、時には自分の上長を利用してその部下を動かすことを考えるようにしています。

彼らだって人間です。自分が納得したことについては、能動的に行動します。その納得性の範囲が自分よりも狭いため、世間一般的な常識や価値観が通用しない部分があると考えます。

そうであれば、その狭い範囲をどのように通過するか?人事考課面談などを通じて、根気よく彼ら彼女たちの「あるべき姿」を聞き出し、どのようにしてその姿に近づけるのか、自分は何をすれば彼ら彼女たちのあるべき姿の実現をサポート出来るのか、こうした姿勢で面談等に臨み、さらに仕事の質を上げるためのミッションについて、理解させていくという話をすることを念頭に置いています。

次に、このような姿勢で部下と接しても、彼ら彼女らとの距離が離れてしまう接し方の失敗例を挙げていきます。いずれも私の経験上の話です。

部下との接し方 失敗例

嘘をつく

これは最低な上司として烙印を押される典型的な例です。

私の場合、ある取引先の社長をはじめとする役員の方々をご招待する重要な行事があった際に、招待客管理を一手に仕切っていた部長に嘘をつかれました。

具体的に説明すると、自分の会社の代表役員直々に招待をするある一部上場の取締役にその方の秘書に招待状を届ける仕事を指示されましたが、その取締役の枠がないと部長は言いだし、「招待状を届けるのはちょっと待て!」と私に指示しました。

ところが、社長から直接招待状を届けてほしいと指示があったのは数日前のことで、私は招待する取締役の秘書とアポイントを取ったあとでしたので、急に「ちょっと待て」の指示を受けても1時間後には秘書と会う約束と取り付けていたため、部長の指示を無視した形で会社を出ました。

社長から私に直接指示をした場面には、部長も同席したので経緯は当然理解しており、こうした中でも待ての指示を出すのは不可解です。

結果として。電車に乗っているときに私の携帯に部長から電話があり「○○取締役の枠は、何とか空けたから、予定通り招待状を渡せ!」というもの。「一体、何の権限があって社長の指示通りにしないことがあんたに出来るんだ?」という気持ちがありましたら、部長に対する不信感が高まったことは言うまでもありません。

さらに帰社後、その招待客管理をしている部長が作成した招待客管理用のエクセルシートをメンテナンスしている私の部下に「実際のところ、○○取締役の枠はなかったの?」と尋ねたら、部下いわく「最初から空いていましたよ。わざわざ枠を空けるようなことをする必要ありませんでしたからね。」と。

その部長が何の理由で私に「ちょっと待て」の指示をしたのか、考えるのもバカバカしいので、それ以上この件については話をするのを辞めましたが、出来るだけ効率よく仕事を進めろと普段から声を荒げて部下に言っている部長に対して、私を含めた部下たちにもその事実が共有されたことは確かです。

結局、何でも自分を通さないと気が済まないタイプなんでしょうね。そして。自分の立場を誇示することで満足得たいのか、自分が部長であることを認識させたいのか、その真相は知りたくもありませんが、私なら気分良く招待状を部下に届けさせ、社長に招待状を渡したこと、そして予定されていた日時にお越しになることが確約されたこと出来るだけ早く報告するための指示をすると思います。

手柄を横取りする

これは営業職の時代に経験したことです。

新入社員として営業所に配属され、同時に管理職の昇格した上司のあとを任させるようになりましたが、その新任管理職(社会人として初めての上司)と一緒に引き継ぎということで一緒に顧客回りをしておりました。

私は、その上司の指示通り、VIP客は特に訪問活動を行っておりましたが、そのうち私に商品購入の話をいただくようになったので、早速その上司に報告。それでは同行訪問を行い、商談をまとめようということになりました。

結果として商談がまとまり、数百万の受注をいただくことになりました。営業所に戻り、私はその上司の指示通りに発注手続きを行っておりましたが、2階にいた営業所長に対し、同行した上司は所長に「私が商談をまとめてきました」と報告。

その一部始終を見ていた先輩が、こうした会話があったことを私に教えてくれました。自分が訪問しろ指示を出し、その通りに猛門活動を行って商談の発生まで詰めてきたことを報告もせず、発注に至るまで自分の成果として報告していたことをより、私は退職の決意を致しました。

退職願を所長に提出すると、数日後本社から役員が営業所に来て、退職せず本社で仕事をする段取りをつけると話をしてくれました。

しかし、私の手柄を総取りしようとした上司は私を会議室に呼び出し、次のようなことを言い出すのです。

「俺の出世に関わるから、会社を辞めるな!」と。

自分の部下は、自分の出世の道具ではありません。その言葉を聞いてからはますます退職の決意を固めることとなりました。

結果として、本社の仕事を手配してくれた役員の説得もあり、会社を辞めずに数十年、本社勤務とすることになりました。

部下は自分の出世の道具ではなく、部下の手柄は自分の手柄と言う意識を持ち、部下たちのミッション完遂に向け、誠心誠意対処することが大事だと感じた出来事でありました。

トラブルから逃げる

さて、ひとつ前でご紹介した事例に出てきた同じ上司の話となります。入社して1年位経過した頃、営業所にお客様がお越しになり、いきなり商談となりました。これから商談に入ることを上司に伝えると、自分も同席すると言いだし、商談は上司のペースで進められて受注に至りました。

発注書を交わし、やがて納品となるのですが、そのお客様は自分が発注した品物と違うとお申し出になり、トラブル発生。そのことを早速報告。そこで放った上司の言葉。

「○○係長、新人と一緒に○○様のところに訪問して、解決してこい!」

自分で率先して商談し、1から10まですべて商談をまとめ、トラブル発生したら部下に丸投げ。あり得ない行動だと思いました。私は何度も何度もそのお客様宅に係長と訪問し、今取るべき最適な提案をし続けました。

管理職になったら、トラブルが発生した場合は逃げずに誠心誠意対応する姿を見せ、解決に向けて真剣に対応する事が大事です。基本的に、誤ることも管理職の仕事ですからね。責任の取る方法はケースによって変わりますが、頭を下げる事に抵抗のある方は、信頼できる管理職として活躍することは、難しいと思います。

部下との接し方 まとめ

基本的に「自分が部下だった場合、上司としてあるべき行動・言動と思えないこと」はしないということだと思います;

役職によって権限の範囲が異なりますが、仕事が円滑に進むように積極的に行動し、問題が発生したら速やかに解決する。

そして、部下が報告しやすい環境を作り、特にネガティブな情報をいち早くキャッチすることが望ましいと思います。

普段から部下に対して自分から「報告・連絡・相談」を自分から行い、日々信用を積み重ねることでこうした双方向のコミュニケーションが取れる関係を築くことができるとおもいます。

組織の成立には、共通の目的・目的を達成しようとする意欲、さらに良好なコミュニケーションが条件となります。人は、自分のことが一番大事と考える生き物ですし、嫌なことから回避したいという気持ち、他人を頼る気持ちといったことは当たり前に持つ感情です。

そのような感情があることを素直に理解し、日々部下の心理に注視しながら、仕事を進めていく姿を見せていく。そんなことを想いながら日々管理職と言う立場を楽しめるように努力し続けたいと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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